透明感ある明るくキレイな色味で白髪も染めたい！というわがままを可能にしたホーユーファグレイションでのリタッチカラーを実践レポート！
肌映えが良く透明感の高い「プロステップルミシャス」と「プロステップグレーカバー」を簡単ミックスし、明るくキレイで白髪もしっかり隠すことの出来る「ファグレイション」実践編として、奥さんの髪を染めた記事「白髪も隠したいけど透明感のあるキレイな色味も楽しみたい！大人のわがままに応えたホーユーファグレーションを実践レポート！白髪用おしゃれ染めとの違いは？！」を2ヶ月に前にアップし、その時の仕上がりはこちらでした。
前回使ったのは、ほんのりと灰味を感じる自然なベージュで仕上がりは8レベル。とっても柔らかな色合いで、白髪のおしゃれ染めを使ったときとはまったく違うファッションカラーならではの仕上がりがとっても印象的！
あれから2ヶ月、根本にチラホラと白髪が出てきて気になるというので、今回はファッションカラーの色味を変えてリタッチにチャレンジすることに。
そうそう！前回のヘアカラーから2ヶ月なので根本は仕方がないけど、既染部の色持ちの良さは、白髪のおしゃれ染め単色のときよりもかなり良かった印象です。こちらは前回染める前の白髪状態との比較画像。既染部が白髪のおしゃれ染め特有の濁ったブラウンへの退色となっていたけど、ファグレーションで染めた部分は、色の濁りが無いので退色がキレイと言っても良いのではないかな？
それではリタッチの前にファグレイションについて復習しておきましょう。白髪が10～30%ある方に白髪のおしゃれ染めを使うと、白髪は希望色になるけど、地毛の黒い毛を明るくする力は弱いので地毛の暗さの中に白髪のおしゃれ染めが入ります。つまり沈んだ色、濁った色味に見えやすくなります。
そこで、地毛を明るくして透明感のある色を入れながら白髪に必要な白髪染めを入れることで、まるでファッションカラーのような明るさとキレイな色味を出しつつ、白髪もしっかり隠していくというのが、ホーユーが提唱する「ファグレイション」になります。
ただ、ファッションカラーなら何でも良いか？というとここが難しいところ。一般的なファッションカラーを白髪染めにミックスすると色濁りが出やすくなります。そこで登場するのがホーユープロステップルミシャス。このカラーの持つ、透明度の高さと肌なじみの良い色が生きてきます。
前回は灰色が印象的なエクリュベージュを使いましたが、今回はやや落ち着きがありながら、灰味の中に温かみをおりまぜた無垢なモダングレーの「イノセントグレー12レベル」と白髪染めの「GS4」のミックスで行くことに。
今回の仕上がり目標は8レベルなので、白髪10%で8レベルを出す場合のミックスレシピである、「プロステップルミシャス I-GY 12」と「プロステップグレイカラー GS4」の比率は2:1。12レベルの場合1剤と2剤の比率は1:2なので、塗布に必要な量から逆算して、プロステップルミシャスI-GY 12レベル 40g + 2剤 80g、プロステップグレイカラー GS4 20g + 2剤 20gをカップ内で混ぜるミックスレシピで行くことに決定。
今回はリタッチになるので、根本の新生部にミックスした薬剤をしっかり塗りながら、既染部へは薄めに載せてコーミングで均等に伸ばしていく感じ。特に薬液を変えての塗り分けやタイムを空けての2度塗りもせずワンタッチで塗布し、そして仕上がったのがこちら。
白髪がしっかり隠れていて、新生部の地毛の黒も既染部の退色していた部分も、どちらも灰味の中に温かみをおりまぜたグレー味のあるブラウンに仕上がっていて、白髪と黒毛、既染部の3つが均一な色味で染まっているのがわかります。前回のエクリュベージュと比べると、同じ明度でも落ち着いた色味であることが感じられるかな？
根元部分を拡大して見ても、どこからが既染部なのかまったくわからないほどの馴染みの良さ。これは、施術する側としては嬉しいところ（笑）
ということで、ファッションカラーと白髪染めをミックスする「ファグレイション」は、白髪染めに見えないキレイヘアカラーで染めたいとお考えの女性理容師さんを始め、今までファッションカラーで染められていた女性が、白髪が隠しきれなくなったときのファーストグレーカバーで提案されるのに便利かと思います。なお、色味であるカラーシェードは8色展開になっているので、ファッションカラー12レベル8本と白髪染めGS4のご用意だけですべてのファグレイションに対応できます。
白髪量と希望仕上がり明度のミックスレシピについてはこちらになりますが、詳しくは「白髪も隠したいし肌映えの良い透明感のある明るい色味も楽しみたい！そんなお声に応え、根元から毛先までファッションカラーのような透明感ある色と明るさを楽しむファグレイション第2弾！」を参考にしていただけると嬉しいです。
それではよろしくお願いします。
