白髪も隠したいけど透明感のあるキレイな色味も楽しみたい!大人のわがままに応えたホーユーファグレーションを実践レポート!白髪用おしゃれ染めとの違いは?!

肌映えの良さと透明度の高いキレイな色味を表現するファッションカラー「プロステップルミシャス」と白髪をしっかりカバーするグレイカラー「プロステップグレーカバー」を簡単ミックスすることで、透明感がありながら白髪がしっかり隠れる「ファグレイション」が提案されていますが、実際にお試しのタイミングに恵まれたので、ビフォーアフターを撮ってみました。

ファグレイションとは、肌なじみがよく透明感の高いファッションカラーと白髪染めのグレーカバーカラーをミックスすることで、透明感のあるハイトーンでありながら、白髪もしっかりと隠すファッショングレイカラーを提案するものです。実際の仕上がりをご覧いただく前に、ファグレイションの考え方を理解しておきましょう。

白髪が10~30%ある方に白髪のオシャレ染めラーを使った場合、白髪は希望色になるけど、地毛の黒い毛を明るくする力は弱いので地毛の暗さの中に白髪のオシャレ染めの色が入るという仕上がりになります。つまり沈んだ色、濁った色味に見えやすくなります。

そこで、地毛を明るくして透明感のある色を入れながら白髪に必要な白髪染めを入れることで、まるでファッションカラーのような明るさを出しつつ、白髪もしっかり隠していくという「ファグレイション」という考え方が出てきています。

ただし、普通のファッションカラーと白髪染めをミックスするだけでは色濁りが出やすくなります。そこで登場するのがホーユーから発売されている透明度が高く、さらに肌なじみの良い色を持つプロステップルミシャス。

今回は8色のカラーバリエーションの中から特に白髪染めと合わせやすい、灰味を感じる自然なベージュでやわらかでナチュラルな印象の「エクリュベージュ」の12レベルを使っていくことにしました。

それではビフォーの確認です。前回のヘアカラーは3ヶ月前で色味はピンクベージュの7レベルとなる白髪のおしゃれ染め。新生部の3~4cmに見える地毛は3レベルに近い黒で白髪は10%ほど。既染部はおしゃれ染めが退色して8~9レベルになった黄味に振れた色味になっています。ちなみに、前回も自分がホームカラーしたものです(汗)

今回の仕上がり目標は8レベルなので、白髪10%で8レベルを出す場合のミックスレシピである、プロステップルミシャスE-BE12レベルとプロステップグレイカラーGS4の比率は2:1。1剤と2剤の比率は1:2なので、塗布に必要な量から逆算して、プロステップルミシャスE-BE12レベル40g、プロステップグレイカラーGS4が20g、プロオキサイド6%を120gで行くことに決定。

2剤が2倍入っているからなのか緩めの塗り心地。ちょっと気をつけていないとヘアダイブラシに載せたカラー剤がたれやすいかも。かと言って水っぽい訳でもないのでちょっとだけ緩いヘアカラーという感じかな?お風呂場での作業だったけど、臭いはほぼ感じないのが特に良かった印象です。ということで染め上がりがこちら。

白髪がしっかり隠れているのはもちろんだけど、新生部の地毛の黒も既染部の黄味も、灰色を感じるキレイなベージュに落ち着いて仕上がっているのが印象的。塗布は根元からワンタッチで行ったけど色の段差もまったく感じないし、白髪のおしゃれ染め特有の濁りもなく、とってもキレイな色味。拡大して新生部を見ても、白髪もしっかり隠れているし、色味も明るく入っているのがわかりますね。

ということで、今回は8レベル仕上がりでしたが、これくらいしっかり入ってくれるのであれば、9レベルも問題なく行けそうな感じ。特に今までファッションカラーで染め続けていたが、白髪が目立ち始めた方へのファーストグレーカバーなどで提案されてみてはいかがでしょうか?

なお、ファグレイションの始め方については、こちらの「白髪も隠したいし肌映えの良い透明感のある明るい色味も楽しみたい!そんなお声に応え、根元から毛先までファッションカラーのような透明感ある色と明るさを楽しむファグレイション第2弾!」にわかりやすく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

それではよろしくお願いします。