ひげブラシの理想を追求したアクノンプロファインが発売されるまでの開発ストーリーのお届け

ひげブラシの理想とは、肌あたりが羽根のように優しく、メレンゲのようなキメの細かい泡がササっとつくれ、毛の臭いもなく、しっかり早く乾燥し抗菌効果もある。そんな理想をすべて叶えるためには素材や部品をゼロからつくり直す必要がありました。「肌あたり」「心地よさ」「チクチクしない」などのひげブラシの理想の要件を数値化し、あらゆる検証を重ね、理想に近づけたひげブラシがアクノンプロファインです。

アクノンプロファイン開発ストーリー

菊星がひげブラシの販売を開始して約100年が経とうとしています。時代に合わせて改良を積み上げてきましたが、今回理容師の方々のご要望にお答えするべく「理想のひげブラシ」を開発することになりました。

ひげブラシの理想とは何か「肌あたりが羽根のように優しく、メレンゲのような泡が作れる毛の臭いもなく、しっかり速く乾燥し抗菌効果もあるひげブラシ」。これらをすべて叶えるために素材や部品などをゼロから考え直した結果、人口毛のひげブラシを開発することにいたしました。

人工毛は品質にムラがなく安定供給ができ無臭で速乾性がある半面、天然毛に比べ肝心の肌あたりが劣ります。その克服が今回の開発の最大の難所となりました。天然毛の肌あたりの良さはラザリングの際、毛の内部まで水分が浸み込み柔らかい肌あたりになります。

しかし、人工毛は毛の内部に水分が浸透しないために塗れても肌あたりが変わらないのです。それならば最初から柔らかい肌あたりの人工毛を選択すればいいかというと話はそう単純ではありません。コシがないとラザリング時に毛束がつぶれて泡が立てにくくなってしまうのです。

そこでヒントになったのは「ゴルフのシャフトのしなり」でした。主にシャフトの先端がしなる先調子(さきちょうし)にすればコシを維持しつつ、毛先が柔らかい肌あたりにできるはずだと考えました。

先調子のゴルフシャフトのように先だけしなりやすいよう、毛先付近の円周を細くすることで毛が先調子になりコシと肌あたりの両立が実現できました。更に羽根で撫でるような肌あたりを醸し出すため「命毛」とよばれるまだ一度もカットしていない赤ちゃんの毛先のような柔らかい毛を人工毛で再現し加工しました。

また、天然毛の泡立ちが良いのは違う種類の動物の毛(馬、ヤギ、バジャー)を混毛したり、作為的に長さや太さにばらつきを持たせることにより空気とソープを効率よ攪拌している事実を突き止めました。それを参考に約3万本の人工毛の表面に凹凸(ディンプル加工)を施すことで天然毛の持つ不均一性を再現し細かく空気とソープを攪拌でき、濃密な泡を生み出すことができました。

柄についても3Dプリンターにより多くの試作を重ねデザインや持ちやすいバランス、重量を決めていきました。今まで積み上げた改良点を今回の新作にすべて注ぎ込みました。理容師様の快適なシェービングをサポートしたいという思いで3年の開発期間を経て自信作が完成しました。ぜひ一度お試しください。

いかがでしたか？天然毛を超えた人工毛開発への思いをかんじられたでしょうか？アクノンプロファインを実際にお使いいただいた理美容師さんからのハガキアンケートの結果でも、お使いいただいてどうでしたか？という使用満足度は良いが92.4%、継続してお使いになりたいですか？の継続使用意向は90.2%の方が「はい」と答えています。ここでサロン様のお声をいくつかご紹介しておきます。

なお、アクノンプロファインの商品特徴など詳しい紹介は、「羽根のような肌当たり！消えにくい濃密泡！毛先がうぶ毛調に特殊加工されたファインマイクロファイバー毛を採用した敏感肌・女性お顔そりにも使いやすいヒゲブラシ「アクノンプロファイン」が新登場！」の記事で紹介しているので、参考にしてください。また、サロン価格は税別4,000円になります。また、手作りでの製造のため納品までにお時間をいただくことがありますので、よろしくお願いします。