床屋になぜゴルゴ13が置いてあるのか?劇画家さいとう・たかを氏死去

ネットニュースで「劇画家のさいとう・たかをさん死去 84歳 ゴルゴ13などで人気」という驚きの記事が流れてきました。多分、50代以上の男性であれば、多くの人が読んだことのあるゴルゴ13の劇画家さんです。

 

画像はWEBからお借りしました

 

 

狙った標的は決して逃さない国籍不明の超A級スナイパー、デューク東郷が活躍するゴルゴ13はビックコミックという男性向け漫画雑誌で50年以上に渡り連載され、単行本は2021年には201号が発売され、「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録にも認定されていて、ブログ執筆現在では202巻が発売されています。

 

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また、20年ほど前には「理容店に一番置かれている漫画」であることが評価され、全国理容生活衛生同業組合連合会が主催する「第1回チョキちゃん大賞」もしているほど、理容サロンとのつながりの強い漫画でもあり、また、さいとう・たおを氏本人も理容と関わりの深い方でした。

 

昭和11年に5人兄弟の末子として生まれ、さいとう・たかを氏が幼い時に父親が家を出たため、母親が理髪店を営みながら女手一つで子供5人を育てたという理容店の息子でもあり、また自身も、中学を卒業後は実家の理髪店で働き始め、2年後には姉と二人で理髪店を継ぐことになったという理容師でした。

 

 

その後、仕事の合間を見ながら2年近く掛けて描いたストーリー漫画「空気男爵」が出版社に認められ、単行本を次々の発表し、店を継いで4年後には家業の理髪店をやめ、漫画に専念したと言われています。

 

ゴルゴ13の時代背景は、東西冷戦やテロや民族紛争など、常に最新の国際情勢がテーマとして取り上げられ、子供よりも大人、特にビジネスマン、政治家などからも、大きな人気を集めました。政界きっての「漫画好き」で知られる麻生太郎財務大臣が「ゴルゴ13」を「あれだけインターナショナルな作品はなかった」と絶賛し、さいとうさんの死を悼んだという速報も流れていましたね。

 

2015年に放映された「水曜日のダウンタウン」という番組の中で「床屋にはなぜゴルゴ13が必ず置いてあるのか?」という企画があり、都内300軒の床屋に取材した結果が発表されました。その驚きの数字は…

 

10位 はじめの一歩 12軒
9位 ブラックジャック 14軒
8位 名探偵コナン 16軒
7位 島耕作 19軒
6位 ドラえもん 24軒
5位 こちら葛飾区亀有公園前派出所 26軒
4位 ドラゴンボール 33軒
3位 サラリーマン金太郎 38軒
2位 ワンピース 39軒
1位 ゴルゴ13 81軒

 

なんと、第2位のワンピース以下にダブルスコアでの結果となりました。その理由として取り上げられていたのが、1話完結なので、順番待ちの時間に読むにはちょうど良いのでは?ということでしたが、もう一つは、さいとう・たかを氏が同業の理容師出身だということもあるのかも知れませんね!

 

なお、ゴルゴ13は「自分抜きでも続いていってほしい」とのさいとう・たかを氏の遺志に沿い、さいとう・プロダクションと脚本スタッフ、連載元の「ビッグコミック」編集部の協力体制で連載を継続させていかれるそうです。末筆にはなりますが、故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

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