数年前のビジネス書を引っ張り出し、寝転びながら読むのも休日の楽しみ

以前はビジネス書と言えば、新刊書に限らず、BOOK OFFなどで古本を探すことも多かったけど、ここ最近は、電子図書のKindleで読むことがほとんど。数百冊が入る本体はスマホと変わらない重さだし、文字の大きさも変えられるし、日の下でも暗がりでも読めるという便利さ。

 

そう言いながらも、紙の本も好きで、昔に読んだビジネス書を書棚から引っ張り出しては、時折は読み返したりもしています。今回選んだのは、7~8年前に読んだ「売る力 心をつかむ仕事術」という、その当時、セブン&アイホールディングス会長をされていた鈴木敏文さんの書かれた著書。

 

 

ページをめくると、鈴木敏文氏が、マーケティングとか経営学といったものだけにとらわれず、人の心理を捉えた「行動経済」を重視しているかが伝わってくる。お客様になったつもりで…という言葉は有るけど、お客様の立場になって…と考え、「こうすればお客様はこう思うだろう」と出すアイデアは、売る側からすれば理解しにくいものでも、お客様の立場に立って考えれば当たり前のものだったりする。

 

なかでも、「プライベートブランド商品はメーカー同等品より安い」という常識を覆し、逆に5割ほど高い「セブンプレミアム」や2倍以上する「セブンゴールド」が生まれた際のエピソードをはじめ、多くの事例が紹介されていて、今読んでも、何も古さを感じさせないし、それ以上に、自分の商売に置き換えたら?と考えさせてくれる奥行きまで感じられる。

 

 

自分たちも、お客様のためにと考えているつもりでいても、実は自分の都合で考えていることも多いだろうし、それを変えるためには日頃から「お客様の立場に立って」考えることの大事さが、ほんとうの意味で「売る力」に近づくのかも知れません。

 

そして、今回の読み返しで気になったキーワードが「上質さ」と「手軽さ」。プライベート商品はメーカー同等品よりも安いものという考え方から、手軽さの中でも、より上質であることという、競合他社の進出していないビジネスモデルへの展開での成功が印象的だったな。

 

そしてもうひとつ、お客様は期待度をどんどん上げていくので、お客様に飽きられないようにするためには、変わらない手軽さ、上質さの中に、常に自分たちが変わっていくことの重要さが書かれていて、このあたりも、自分のビジネスへ置き換えて考えるきっかけにおなったりします。

 

この書籍の中に書かれていたセブンイレブンの立ち位置を、自分が捉えたものとしてイメージにしてみたものがこちらです。

 

 

「開いててよかった」から始まり、「近くて便利」になり、コンビニの取扱商品になかった、ちょっと上質でお手軽なセブンプレミアムや、より上質でこだわり抜いたセブンゴールドへの展開など、こんな感じかな?と書いたものですが、最近では、家族の夕食のおかずを、その日に必要な分だけ買うという広がりも見せて、ますます近くて便利が生きてきているようにも感じます。

 

それじゃ、女性お顔そりの世界はどうなっているんだろう?と思って考えたのがこちら。今から10年前であれば、女性お顔そりは月に数人来るか来ないか。頑張っているお店でも月に10人いれば多い方。料金はお顔そりだけだと3,000円未満で、エステを足して6,000~7,000円というのが、成功サロンのイメージでしたね!

 

でも、お顔そり美容法は、より上質なお顔そり技術を学び、皮膚科学を知り、カウンセリング能力を上げることで、お顔そり自体をより上質なものへと変え、だけども、近所のご年配のお客様が、月に一度の楽しみと言って手軽に通ってくれることをイメージして育ててきました。そういう意味では、今のお顔そり美容法はこんなところに入るのではないかな?と考えています。

 

 

そして、上質だけど手軽に受けられるお顔そり美容法を、きれいなお肌を保つための変わらない基本としつつ、その上に、お客様の立場になってお客様が欲しいと感じる新しいものを提供していくことが大切なのかな?と思いを巡らせています。

 

それではまた!

 

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