女性お顔そり用シェービングブラシとして最高毛質と評価の高い「熊野の洗顔筆」が7月より値上げ!また熊野筆パックハケも値上がりするので、気になる方はお早めにどうぞ!
熊野筆の名前が多くの方に知られるようになったきっかけは、2011年、女子サッカーW杯ドイツ大会で優勝した日本女子代表チームが国民栄誉賞を授与した際に、伝統工芸品の高級化粧筆「熊野筆」セットが副賞として送られたことでした。
熊野筆は広島県安芸郡熊野町で作られている伝統工芸品で、山羊(ヤギ)や馬、鹿、タヌキ、イタチ、ネコなどの獣毛を原料とし、工房の職人が手作業で穂先の長さを揃え、不要な毛の下側でカットすることで毛先が細く繊細な仕上がりと適度なコシも持ち合わせた筆が作られていくものです。
一本の熊野筆が完成するまでには70以上もの工程があり、そのほとんどが職人の手作業で行われていて、経済産業大臣指定伝統的工芸品として認められている熊野筆は、伝統的な技術・技法でのみ制作され、原材料としての穂首は、ヤギ、ウマ、シカ、タヌキ、イタチもしくはネコの毛又はこれらと同等の材質の獣毛であること、そして軸の素材も竹または木であることと取り決められています。こうして生まれた熊野筆の中で女性お顔そりシェービングブラシとして、最も人気なのが「熊野の洗顔筆」。
女性用シェービングブラシで使われているのは山羊毛であり、大きく3段階に分かれる山羊毛の中でも、柔らかな肌触りで細くしなやかなうえに適度なコシがあり、素晴らしい肌あたりをする「粗光峰」という毛の中から、特別に滑らかな毛だけを集めたのが細光峰で山羊の毛の中でも最高級品とされます。この毛100%で作られているのが「熊野の洗顔筆」になります。
ただ、素材が獣毛であることから、発売当初は使い始めの獣臭さが抜けず、ソープでの泡立てを何度も何度も繰り返すことで、ようやくお客様の鼻先に持って行けるようになると言われていたものですが、理容師さんからのお声をフィードバックすることで、現在はあく抜きを済ませた「粗光峰」を使うことで、数回の泡立てで臭いが消えるところまで進化しています。
また、もともとが女性用洗顔筆として作られたものだったので、シェービングカップの中での泡立てを行うと、一般的な髭ブラシと比べて軸長が113mmと短めであることから、慣れないと指が泡だらけになるという欠点もあります。この点については、ほとんどの方が指に泡が付かない状態で泡立て出来るようになっていくので、慣れなのかも知れません。
このように、使い始める前に泡立てしながら臭いを取ることが必要だったり、慣れないと指まで泡だらけになるという不便な点はありますが、「粗光峰」100%の山羊毛で作り出されたホワッホワッのいつまでも消えない泡と、お肌に載せた瞬間にお客様が「えっ?!今何で泡をのせたの?!」と驚くほどの心地よさは他のシェービングブラシではなかなか味わえないものなので、まだお試しになったことのない方、また、最初のころに試したけど、獣臭さが抜けずにお困りになった方も、ぜひお試しいただければと思います。
商品名 | 熊野の洗顔筆 |
穂先 | 粗光峰(山羊)毛100% |
持ち手 | 木 |
全長 | 113mm |
毛丈 | 40mm |
価格 | 2,800円(税別) |
なお、「熊野の洗顔筆」は税別2,800円ですが、2022年7月1日受注分より100円値上がりして2,900円(税別)となるので、気になる方は、お早めにストック分を求めください。また、同じ工房でオリジナル制作を依頼した熊野筆パックハケ(丸筆)も、現行価格1,200円(税別)が、100円値上がりして1,300円(税別)になるので、こちらも併せてよろしくお願いします。