理容師アクションコメディー「俺たちバッドバーバーズ」放送決定！
理容業界にとって注目のニュースが届きました。テレビ東京系で、理容室を舞台にした新ドラマ 「俺たちバッドバーバーズ」 が2026年1月スタートで放送されることになりました。
これまで数多くのドラマでは飲食店や病院、美容サロンなどが舞台に選ばれてきましたが、「理容サロン」が物語の中心になるケースは極めて珍しいと言えるでしょう。そのため、理容ディーラーにとっては大きな楽しみであり、一人の視聴者としての期待も高まります。
あらすじ ― 人生も髪も整える“裏用師（リヨウシ）”
今回の舞台は、田舎町にひっそりと佇むレトロな「月白理容室」。一見するとごく普通の理容室ですが、店主・月白司には裏の顔がありました。表の顔は理容師。しかし、裏の顔は――表社会では解決できないトラブルを“力”で解決する 裏用師（リヨウシ）
依頼人の人生を 「300万で整える」 ことを請け負い、髪を切ることで再出発を後押しします。この「人生を整える」ことを、「髪を切って姿を整える」理容の仕事に重ね合わせ、カットクロスをまとい椅子に腰掛けた瞬間、人が新しい自分へと変わっていく…。その過程を“人生そのもの”に重ねて描いている点が、本作の大きな魅力といえるでしょう。
物語はさらに、元美容師・日暮歩が月白理容室に住み込みで働くことになったことから動き出します。冷徹な店主・月白司と、情に厚い日暮歩。二人は絶えずぶつかり合いながらも、ともに食卓を囲み、共に暮らし、依頼を受けていきます。
主演俳優の紹介
本作は ダブル主演 という形で物語が描かれます。
- 日暮歩（ひぐれ あゆむ）役：中島歩（なかじま あゆむ）
1988年生まれ、宮城県出身。モデルを経て俳優デビュー。映画「無伴奏」「花腐し」、ドラマではNHK連続テレビ小説「あんぱん」や「愛の、がっこう。」での演技が注目を集めました。本作が連続ドラマ初主演。貯金も居場所もない、無力だが情に厚い元美容師という難役に挑みます。
- 月白司（つきしろ つかさ）役：草川拓弥（くさかわ たくや）
1994年生まれ、東京都出身。俳優として活躍するほか、ダンスボーカルグループ「超特急」のメンバー。 映画「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ！」などで存在感を発揮し、アクションにも定評があります。今回は、冷徹でクールな理容室店主役として鋭い演技を見せます。
理容ディーラーから見た注目ポイント
理容室を舞台にしたドラマは本当に少なかったので、今回の放送が楽しみです。ドラマでは“あるある”のように描かれる場面も多いもの。実際の理容サロンとどのように違いが出るのか、自然と気になりますね。
理容室という舞台設定
理容椅子やサインポール、シザーやバリカンといった道具が画面にどう映るのか。現場を知る者としては、理容室の外観、そして内装、道具といった細部の描写に思わず目がいきそうです。
理容師像が広く伝わる期待
理容師が人の生活や心に寄り添う姿を描くことで、一般の視聴者に「理容師っていい仕事だな」と感じてもらうことができ、一人でも多くの方が理容の仕事に興味を持ってくれたら嬉しいです。ここ10年ほど、女性お顔そりを提供したいから理容師を目指す女性が増えていますが、加えて、このドラマをきっかけに男性理容師も増えたら嬉しいですね。
サロンでの話題づくりに
ドラマの放送が始まれば、「昨日のバッドバーバーズ見ました？」といった会話が生まれるはずです。日常のちょっとした雑談の中に理容室が登場するだけでも、お客様との距離感が近くなります。また、スタッフ同士で感想を話すことも良い刺激になります。「理容師の描き方はどうだった？」「あのシーンは現実にはないよね」など、自然な研修のような効果も期待できます。
さらにSNSで「理容師ドラマが始まる！」と発信することで、サロンの情報発信にひと味加えることもできるかもしれません。理容室が取り上げられることで、美容室とはまた違った、理容室の魅力を感じてもらえたら嬉しいですよね。
「俺たちバッドバーバーズ」は、理容師を主人公に据えた新感覚アクションコメディー。髪を切り、人を整える――その理容師の本質をユーモラスに、そして迫力あるアクションを交えて描く注目作です。理容師の仕事がどのように映し出されるのか、そして物語を通してどんな新しい理容師像が広がるのか。楽しみにしながら、2026年1月からの放送を一緒に見届けましょう。
