外国人観光客にも人気!東京都の補助金で始める『女性お顔そり』体験サービス

最近、街中で外国人観光客を見かける機会、増えていませんか?「インバウンド」なんて言葉も、耳にすることが多くなりましたよね。実は、東京都が理美容サロン向けに、インバウンド需要を取り込むための魅力的な補助金を用意しているのをご存知ですか?
その名も「多様な体験型観光推進事業補助金」!
今回は、この補助金がどんなものなのか、そして皆さんのサロンでどのように活用できるのかを、分かりやすく解説していきますね。ぜひ、この機会に外国人観光客目線でも優しさを感じられるサロンを目指しませんか?
この補助金、何がお得なの?
最大200万円、補助対象経費の3分の2を補助
一番の魅力は、外国人観光客向けに新しく始めるサービスにかかる費用や、既存サービスの多言語化にかかる費用を東京都がサポートしてくれるという点です!
「日本の美容技術は世界トップレベル」と海外でも高く評価されています。せっかく東京に来てくれた外国人観光客の方に、もっと気軽に、安心して日本の美容体験を楽しんでもらいたいですよね。そのための準備費用を負担してくれるのがこの補助金で、最大200万円、補助対象経費の3分の2が補助されます。「そんなに補助されるの?」と驚かれた方もいるかもしれません。これは、かなり大きなチャンスだと思いませんか?

補助金で実現できること(理美容サロンでの活用例)
今回の補助金のポイントは、「外国人旅行者の言語に対応するために必要な取り組み」、そして「外国人旅行者の集客からサービスの提供まで、一連の受け入れ体制が整備されること」です。それでは、具体例を挙げてみましょう!
予約システムの導入・改修
英語など多言語で予約できるシステムがあれば、外国のお客様からのご予約もスムーズです。「電話に出たら、いきなり英語で話しかけられてしまい困った…」といった心の負担も減らすことができます。
ホームページやSNSの多言語化
お店の魅力を伝えるホームページやSNSを英語や多言語で発信すれば、世界中の人にリーチできます。こうした翻訳にかかる費用も補助対象です。理美容サロンの公式サイトを英語、韓国語、中国語などを併記し、日本のトレンドヘアスタイル、女性お顔そりといった施術メニューの魅力を発信しましょう。外国人モデルを起用した施術例を掲載するなど、視覚的な訴求力もアップできます。
メニュー表や店内の表示の多言語化
「このメニュー、どんな内容なんだろう?」「トイレはどこ?」このような小さな疑問を解消するだけで、お客様は安心してくださいます。施術メニュー表やサロン内の案内を英語など多言語表記し、写真やイラストを豊富に盛り込みましょう。シャンプー時の姿勢についてのお知らせや、ヘアケア商品の説明を多言語化して掲示するのにかかる費用も補助金の対象です。
自動翻訳機の導入
簡単なコミュニケーションなら、これ一台でスムーズに!自動翻訳機を活用することで、髪の悩みや希望のスタイルをスムーズに伝えられ、お客様の満足度向上にもつながります。
外国人にも対応した設備機器の導入
大柄な外国人観光客にも対応できる「ゆとりサイズの理容椅子」を導入することで、ヘアカットや女性お顔そりなどが快適に行えるようになります。また、フラットシャンプーの導入で、ヘッドスパメニューへの対応も可能になります。もちろん、こうした最新機器の導入は外国人観光客だけでなく、すでにご来店いただいているリピーターのお客様にも大いに喜ばれることでしょう。

採択されるためのポイント:事業計画書で押さえるべき点
補助金を獲得するためには、しっかりとした事業計画書がカギとなります。特に、以下のポイントを押さえることで、採択される可能性が高まりますよ!
外国人観光客に特化した具体的なサービス内容を明確に!
「外国人のお客様を増やしたい」だけでは漠然としています。どんな国の人に、どんなサービスを提供したいのか、具体的に書きましょう。
- 「欧米からの旅行客をターゲットに、日本のシャンプー文化を体験できるヘッドスパを提供します。」
- 「日本独自の文化である、カミソリを使った女性お顔そりメニューを提供します。」
市場ニーズとターゲット層の明確化
なぜそのサービスが必要なのか、そのサービスが誰に響くのかを具体的に示しましょう。
- 「欧米では日本のお顔そり文化が珍しく、特に女性向けのお顔そりリラクゼーションメニューは高いニーズが見込め、SNSでの体験共有も期待できます。」

多言語対応の具体的な計画
何をどのように多言語化するのかを具体的に記載します。
「予約システムを英語など多言語に対応させることで、それぞれの言語圏からの予約数を増加させると同時に、来店前の観光客の不安を解消します。」
実施体制とスケジュール、費用対効果の明確化!
「事業計画書には、どのような改善や機器導入を行うのか、それにかかる費用を提示します。今回の改善の結果、外国人観光客の不安が解消され、多くの人が日本文化をSNSで発信することでどのようなメリット(売上増加、新規顧客獲得など)があるのかを示しましょう。
日本の伝統文化や技術との融合で「体験価値」を最大化!
単なる美容サービスに留まらず、日本ならではの体験を提供することで、より高い評価が得られます。
「日本の理容師にしかできない『女性お顔そり』は、海外では非常にユニークで、日本の丁寧な美容技術を体験できる貴重な機会です。施術前には日本茶のサービスを行い、事前にホームページでお顔そりの美容効果を伝えておく、施術中には日本のBGMを流すなど、五感で日本を感じられる空間を演出します。」

SNSでの拡散を意識した「ストーリー性」のあるサービス!
外国人観光客はSNSでの情報発信を積極的に行います。彼らが「発信したくなる」ような工夫を取り入れましょう。施術後には、お顔そりによってトーンアップした肌を実感してもらうために、Before/Afterの写真を撮影し、お客様の同意を得てSNSでの発信を促します。

ちょっと待って!こんな費用は対象外なので注意!
残念ながら、なんでも補助対象になるわけではありません。いくつか注意点がありますので、確認しておきましょう。
- 日本語のみで表記されたメニューや看板作成費用
- 老朽化による単純な設備の買い替えや修繕
- 購入費用が対象で、リースやレンタル費用は対象外
- シャンプーやカラー剤などの消耗品、事務用品などの備品は対象外
- 申請書作成を依頼した際のコンサル費用などは対象外
「うちのサロンのコレって対象になるのかな?」と疑問に思ったら、東京都の担当部署に問い合わせてみるのが一番確実です。
いつまでに申し込むの?
この補助金の申請期限は、令和7年12月26日(金)です。そして、補助対象となる期間は、交付決定の日から令和8年3月31日まで。つまり、この期間内に契約・発注・作業・納品・支払いを完了させる必要があります。申請から交付決定までには1~1ヶ月半はかかるとのことなので、余裕を持って準備を始めるのがおすすめです!
どこから申し込むの?
申請方法は2つあります。
- 郵送で申請
- 国の電子申請システム「Jグランツ」から申請
詳しい申請書類のダウンロードやJグランツへのリンクは、東京都産業労働局のホームページで確認できます。
東京都産業労働局:
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/tourism/kakusyu/beauty/
申請に必要な書類(例)
補助金申請には、以下の書類が必要となる可能性があります。必ず上記の東京都のウェブサイトで最新の正確な情報をご確認ください。
- 補助金交付申請書(様式第1号)
- 補助事業計画書
- 経費明細表(収支予算書)
- 誓約書
- 登記事項証明書(履歴事項全部証明書)(法人で申請する場合)
- 印鑑証明書(法人・個人事業主)
- 納税証明書(事業税など、税金に未納がないことを証明する書類)
- 補助対象経費となる機器購入や工事、委託業務の見積書
ご相談いただければ、見積書の作成など必要書類のお手伝いなどさせて頂きますので、詳しくは弊社担当営業にお声がけいただくか、FacebookメッセージまたはLINE公式アカウントのトークから「多様な体験型観光推進事業補助金の件で」とお問い合わせください。
あなたのサロンを新たなステージへ!
日本におけるプロの「女性お顔そり」技術は、海外では非常にユニークで、美容感度の高い外国人観光客にとって、新鮮で魅力的な「美容体験」となる可能性を秘めています。単に産毛を剃るだけでなく、古い角質を除去し、肌のトーンアップやメイクのノリを良くするという美容効果は、多くの外国人の方に喜ばれるでしょう。安全で丁寧な日本のシェービング技術と、その美容効果を体験できるサロンは、今後ますます需要が高まるはずです。
今回の補助金は、私たち理美容サロンが外国人観光客の皆さんにとって、もっと魅力的で利用しやすい場所になるための絶好の機会です。
「言葉の壁があるから…」と諦めていたことや、「費用がかかるから無理かな」と思っていたことが、この補助金によって実現できるかもしれません。日本が誇る美容技術を、もっと多くの外国人観光客に届けるチャンスです。今こそ補助金を活用して、あなたのサロンを“世界に選ばれるサロン”にしてみませんか?