将来から見ると、今日が一番若い。コシノジュンコさんの名言に学ぶ。
「将来から見ると、今日が一番若い。みなさん、意外と気がつかないんですよ。当たり前のことだけど、発見です。」と言ったのは、は1936年生まれのデザイナーで今年85才(2024年現在)になるコシノジュンコさん。コシノジュンコさんの言葉は「頑張りたい女性理容師さん」にもピッタリ!
お子さんが保育園や幼稚園に入園したころ、また、小学校や中学校へ入学したころなど、そろそろ子どもの手が離れてきたかな?という年齢になった女性理容師さんからは、「子どもの手が離れてきたので、そろそろ女性お顔そりを頑張りたいんです!ネットで検索していたらこちらのブログを見つけて…」とお声掛けいただく事が多いけど、同じくらい多いのが、50代以降の方からいただく「今からお顔そりに力を入れて集客することは出来ますか?」というお問い合わせ。
実際のお取引先の例でお話すれば、50代後半から60代になってからお顔そり専門店を開いた女性理容師さんが何人もいらっしゃるし、月間50~100万円以上の売上を上げている方もいらっしゃいます。多くの方が築古テナントビルや商用可能なアパートやマンションの2階、3階にエステベッド1台とタオルスチーマーを置いた形で営業することで開業費や家賃を抑えているので、この年齢にしては、かなりの高収入に!
チャレンジすることに年齢は関係あるでしょうか?例えば30代ならチャレンジできても、50代ではチャレンジ出来ないのか?そんなことはありません。結婚を機に理容師の仕事から離れていた女性が「仕事をしたい!」と思ったとき、今の時代にあったカットやパーマ、ヘアカラー、シェービング、すべてを学ぶことは難しくても、女性お顔そり技術とカウンセリング力、そして集客方法だけを集中して学び、それをそのまま仕事にすることが出来れば、年齢は関係なく可能です。
確かに若い人と年齢の行った人には違いがあります。若い頃より体力が落ちて疲れやすい、物覚えが悪くなってしまう、こんなものでいいか…と現状維持で満足してしまう。でも、女性お顔そりという商売は「国家資格を持った理容師だけにしかできない」という最大のメリットです。その資格を持っているのなら、ぜひ生かして商売につなげていきたいですね。
ここで、先ほどのコシノジュンコさんの言葉の続きをご紹介しましょう。
コシノジュンコ
将来から見ると、今日が一番若い。みなさん、意外と気がつかないんですよ。当たり前のことだけど、発見です。40、50、60歳になった時、もうこんな年齢になってしまったと感じたでしょう。でも後から考えると、あの時すごく若かったのに、と思う。だからそんなことは思わずに、「将来から見たら、今が一番若いのよ」と自信を持って。
若い時にやっておけばよかったと後悔をするのではなく、今を大切に。今日が一番若いと気がつくと、みんな気分がルンルンになります。やる気になるし、なんでもできる。「そうだそうだ、一番若いんだから」って(笑)。何事も、やるなら今。今を楽しんでいるのが、一番若い。キラキラしている。年齢じゃなく、一時のことではなく、若いとは元気な人のことを言うのです。
なお、聞けば聞くほど元気をもらえるコシノジュンコさんの考え方をもっとお知りになりたい方は、失敗も逆境も力に変えるパワフルウーマン語録の「コシノジュンコ 56の大丈夫」をお読みになることをお勧めします。ここでは一部を抜粋してご紹介します。
どんなことでもそうですが、失敗したとしてもやったほうが勝ち、と思うんです。できないかもしれないと思う自分がいるときにはあえて進むこともあります。結果として人さまに迷惑をかけないのであれば、誰も成し遂げていない新しいことに、私は挑戦しますね。もし失敗しても、二度と失敗しないためにいろんな方法を一生懸命考えます。あらゆる方向から考える。失敗も糧にした経験が生きて、次の成功に繋がるからです。だから、やったもの勝ちね。人に反対されても、思ったらやるの(笑)。
(第一章「逆境あってこそ」より抜粋)
ファッションデザイナーというカテゴリーにとどまらず、 世界を舞台に今なお第一線で輝き続けるコシノジュンコ。 アラウンド80になってなお勢いを増すエイジレスなパワーの源について、 自らの軌跡を語る数々の写真とともに語りつくした、珠玉の1冊。 不安な時代に生きる今だからこそ、 力強く、かつチャーミングなエピソードの数々で あなたの心にエールを送ります。
<目次より>
第1章 逆境あってこそ
第2章 何事にもめげない!
第3章 「出会い」は宝
第4章 「好奇心」こそ元気の秘訣
第5章 すべてが、センス
第6章 将来から見ると今がいちばん若い!
第7章 デザインの力
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それではよろしくお願いします。