あなたは自店の売上を伸ばしたいですか?それとも今のままで良いですか?

新年初仕事は理美容商社主催の新年会出席から始まり、メーカーさん、商社さんが来社されての新年ごあいさつが続き、バタバタとした一週間もようやく終わり、ようやく通常のディーラー業務へと戻りつつあります。そこで今日はちょっと振り返りをしてみることにしました。

このブログ「理容よもやま話」を書き始めたのは今から19年前の2005年のこと。その当時にはFacebookもX(旧Twitter)もInstagramもYoutubeもなく、個人がネットで情報交流できるツールは日経MIXやPC-VANなどのパソコン通信、そしてインターネットの普及とともに日本で初めて生まれたSNSである「ミクシー」といった個人交流サイトだけでした。

ミクシー内でも理美容に関するいくつかのコミュニティーが生まれ、活発な意見交換が行われていましたが、そのころにあちこちから聞こえてきたのが地方の理容師さんからの不満。「東京だと一軒の理容室に数社のディーラーが出入りして、色々なメーカーの商材を紹介したり講習会を案内してくれるけど、うちに来ているのは昔ながらの道具屋さんで、世間話はしていくけど新製品は知らないし講習会を聞いても分からないと言われる」という情報不足の声。

地方の場合、その地域にディーラーが一社しか存在しないことも多く、その方があまり熱心でないと情報が届きにくくなることもあります。そこで、自分は情報の入りやすい東京で仕事をしているのだから、これを全国の理容サロンの方々にリアルタイムでお届けすれば「地方だから情報が入らない」という不便さを感じることもなくなるし、ディーラーに対して「こういう商品があるって聞いたけど入りますか?」と聞くことで同じ商材を手に入れることも出来るようになります。

今から20年前、個人が情報発信する手段の一つとしてネット上に個人日記を載せるウェブログという仕組みが生まれ、その後、徐々にテーマが多様化してビジネスや情報共有のプラットフォームとして広がっていたので、これを使って全国の理美容サロン向けて商材情報や講習会情報を発信し始めたのがこの「理容よもやま話」。以前は無料サイトのFC2でブログを書いていて、2005年から2020年までの旧「理容よもやま話」もそのまま残っています。最初のころの文章なんか、文章力が無くて今読み直すと恥ずかしい限りだけどね(汗)

あれから時代は大きく変わり、地方だから情報が入りにくいという地域格差も少なくなってきたし、個人の情報発信も各種SNSやYoutubeなどの動画配信まで広がり、ネット検索すればなんでも見つかるし何でも買えるという便利な時代に!さらには、男性客は理容室へ、女性客は美容室へと言う考えまで変わってきました。

こちらはホットペッパービューティーが行った「美容センサス2023年上期資料」からのデータですが、男性の美容室利用率は33.9%で前年比0.4pt増となっていますが、ここ数年は33~35%の間で大きな変化はありません。男性が三人いたら一人は美容室利用者というイメージかと思いますが、これは実際に美容サロンオーナーでお聞きしても「来客数の1/3は男性客」という声があるので一致しているようです。

ただ、最近思うのが、通りがかりの美容室を見てみると、そこにいるのは若い男性客ではなく白髪交じりの中高年男性が目につくこと。これはデータでもその傾向を見ることが出来ました。例えばこの表で見ると、10~30代の美容室利用率は多少の低下傾向なのに、40~50代の美容室利用率は逆に上がっています。「オシャレな若い人は美容室に行く」と言われていましたが、中高年男性の美容室利用率が上がっているのはなぜでしょう?

そこで次のアンケートからヒントを探ってみると、40~50代男性の「初回来店時にサロン選びで重要視したポイント」の一位が「自宅から近い」で、二位が「料金が明朗・リーズナブル」、そして三位が「友人知人の口コミが良い」となっています。意外なのが、サロンの外観や雰囲気・インテリアであったり、受けてみたいメニューがある、ネットの口コミが良いといった項目が上位に来ていないこと。

そういえば、ここのところの料金値上げが気になることから、通りがかりの美容室の料金を見るようにしているけど、高円寺の住宅地から商店街の美容室のカット料金は5,000~7,000円くらいがほとんど。その反面、理容室だとカットオンリーとか低料金を売りにしたサロン以外は店頭に料金表示の出ていないお店が多い感じ。自分的には5,000円くらいまでのリーズナブルな料金で、カット+シャンプー+シェービングとフルサービスをしてくれる理容室の方が美容室よりお得だと思うけど、中高年男性が美容室へ行くのが増えるというのは、知り合いや家族から勧められたというのが多いんじゃないかな?と思ってます。

と言うのも、理容室でも似たようなことが起こっているからです。ご夫婦サロンで女性お顔そりを頑張っているお店での出来事ですが、女性お顔そりを受けた奥さんが「私がお顔そりに行っている床屋さん、すごく感じの良いお店よ?あなたも行ってみれば?」と旦那さんに話をしたところ、今までの理容室よりちょっと高めだけど、感じも良いし仕事も丁寧だからと気に入って通うようになったという例があちこちに出ています。

こうして考えてみると、「自宅から近く」という条件はお店の場所を変えることが出来ないからどうにもならないけど、「料金が明朗・リーズナブル」、「友人知人の口コミが良い」というのはいくらでも努力出来ますよね?特に奥様が女性お顔そりで頑張っている理容サロンなら、男性客の集客にもつながりやすくなる上に、客単価アップも比較的楽に行うことが出来るようになります。

私がなぜ、理美容サロンの売上を伸ばしたい考えるのか?それは「幸せの選択肢を増やす」ためです。収入が増えれば金銭的な余裕が生まれ、自分のやりたいこと、行きたい場所、経験したいことの多くを手に入れることが出来るようになります。それが幸せの選択肢!昔、テレビのラブコメディードラマでこんなセリフがありました。「明日やろうはバカヤロー」、明日何が起こるかは誰にもわからないから、あとで後悔しないためには先延ばしせずに今すぐ行動に移すことが大切だ!と教えてくれる名言です。

大和理器では昨年、リラクゼーションシェービングメンズサロン+女性お顔そりルームや、女性美容師さんが理容師国家資格のダブルライセンスを取得して女性お顔そりの出来る美容室をオープンするなどお手伝いさせていただきました。あなたも「今年こそ変わりたい!今年こそ変えていきたい!」とお考えはありませんか?そんな方は、ぜひ大和理器営業担当者までご相談いただくか、またご遠方の場合はFacebookメッセージ、LINE公式アカウントトークからご相談ください。

ここ最近では、サロン外観も内装デザインも美容室、お客様ももちろん美容室だと思って来店しているけど保健所登録は「理容所」というサロンに、女性理容師さんがスタッフ入店するので、個室をお顔そりルームにして「お顔そりも出来る美容サロン」にしたい!というお話があったり、「はじめまして!○○市在住の〇〇と申します。〇〇〇の〇〇さんからご紹介いただきました!私は年内に女性お顔そり専門店を開業する予定です。これから何かとお世話になることも多いかと思いますので、よろしくお願いいたします!」というご連絡もいただいたりしています。

女性お顔そりビジネスで成功するには、毎月の月間来客数100名を超えているような理容師さんのお店で女性お顔そりを体験してお話を聞かせてもらったり、成功サロンを熟知しているディーラー営業と相談しながら進めていくのが成功への一番の近道です!それではよろしくお願いします。