今年、理容よもやま話ブログを書く上で役立った生成AIツール活用事例
2024年も押し詰まり、年内残すは数日となりました。本年も大和理器公式ブログ「理容よもやま話」をご愛読いただきありがとうございます。このブログも2005年10月25日からスタートして、21年目を迎えています。こうして長く続けられるのも、多くの読者の皆様のおかげと深く感謝しています。そんな中、今年はブログ執筆方法に大きな進展がありました。それが話題の「生成AI」。
生成AIって言葉を聞いたことありますか?簡単に言うと「コンピューターが人間のように考えて、画像や文章を作り出す技術」のことです。たとえば、「花畑の風景を描いて」とお願いすると、AIがその説明に合う美しい絵を作り出し、「○○○○○という本のあらすじを書いて」と頼めば、自然な文章を書いてくれます。この仕組みは、大量の情報を学習し、人間の考え方や表現方法をまねて作っているものです。
こんな書き方をすると難しそうに聞こえるかもしれませんが、使い方は意外と簡単。画像処理ソフトの「Photoshop」や生成AIサイトやアプリの「ChatGPT」などに、「こんな感じで作りたい」と入力するだけで、AIがすぐに応えてくれます。つまり、自分のイメージに合った画像を作ったり、ブログのタイトルやリード文を作ったり、SNSの投稿用文章作成にも役立ちます。「自分には難しい」と思わなくても大丈夫!生成AIは、初心者でも扱いやすい便利なツールです。今回の記事では、日々のブログ執筆の中で利用している初歩的な生成AIについてご紹介しますね。
それではまず、こちらの画像をご覧ください。シェービングブラシの新製品を紹介するためにカップのそばにシェービングブラシを置いて自分で撮影したものです。ブラシの説明用なので、ブラシが見やすいように大きく撮影しました。
さてここで、ブログのトップ画面に配置するサムネイルという画像が欲しくなりました。カップとシェービングブラシの画像は入れたいけど、読者が「この記事を読んでみようかな?」と感じていただくためにはキャッチコピーが大事で、画像は添える程度にしたい。と思ったときに、画像処理ソフトのPhotoshopを使って「生成拡張」を行います。これは、元の画像には存在しない場所をAIが想像して広げてくれるもので、こんな感じになります。
無理やり広げた感じもなく、もともとこんな場所で撮ったように見えていますよね?これが画像の「生成AI」。今までなら、「もう一度撮り直ししないと!」と撮影準備するところですが、手元のパソコンで1分もあれば新しい画像が出来てしまいます。そして、ブログ内容を伝える文章を差し込めばサムネイルの完成。いかがですか?生成AIが作った背景だと言われなければ分からないレベルまで来ています。
それでは今度はもう少し複雑な背景にしていきましょう。こちらはお顔に手を添えている女性の画像です。お肌がキレイというイメージに使えそうですが、女性が真ん中にいるとキャッチコピーを載せた時に顔が隠れてしまいますよね?そこで女性の位置を端にもっていきたいと思います。それではやっていきましょう!
まず、頭がちょっとだけ切れているのが不自然なので、頭の先まで入るようにしたいし、その分、下も少し広げてきたいところです。ということで、まずは上下に少し広げる生成拡張をします。
はい、女性の頭の先も範囲に収まって、下も少しだけ広がりました。背景にある本棚も自然な感じで見えています。改めて考えると、もともと無かった部分をAIが「多分、こんな感じだろう」と広げてくれているのですが、すごいですよね!さて、サムネイル用に女性を左端に配置したいので、画像の右側を大きく広げます。背景には観葉植物があるので、ここが自然に広がってくれるとベストです。ということで右側を生成拡張したのがこちら。観葉植物も自然に広がっていますね。
それでは、サムネイル画像サイズになるよう横と縦の比率を「3対2」になるようトリミングします。この時はキャッチコピーの配置スペースを考えて、右側に空間を大きく取ります。
最後にブログ内容がイメージ出来るようなキャッチコピーを添えてサムネイル画像の完成です。以前だったら、このような女性画像を使いたいと思った時は、女性の本人部分だけを選択コピーしてシンプルな背景画像の上に持って行き、端に貼り付ける方法でしたが、生成AIが使えるようになってからは、元の背景を使って女性を端に配置出来るようになりました。今年、一番便利になったのが、もしかしたこの生成拡張AIかも知れません。
そしてもう一つ、便利になったのが文章作成を手伝ってくれる「ChatGPT」。ChatGPTは、質問に答えたり文章を作ったりすることができる、賢いコンピューターの「会話アシスタント」です。まるで人と話しているかのように、分かりやすい言葉で丁寧に説明してくれたり、アイデアを出してくれたりします。
たとえば、「ブログでこんな内容の記事を書くけど、本文前に入れる紹介文、通称リード文はどんなものがありますか?」みたいに入力すると、いくつかの提案をしてくれます。使い方はとても簡単で、スマートフォンやパソコンで「こんなことが知りたい」「こんな文章を作りたい」と入力するだけ。難しい専門知識は必要ありません。それにある程度まで無料で使えるのですぐに試せます。まるでコンピューターの中にいる相談相手やアイデアをくれる友だちのような存在として気軽に使える便利なツールです。
例えば、お顔そり美容用についてのブログ記事を書いたとします。そこで、ChatGPTにこのように投げかけてみると、即座に答えを書き出してくれます。
文字が見やすいようにやり取りを書き出してみますね。
【自分】あなたは人気ブロガーです。女性お顔そりを広めるために次のコピーを入れたサムネイルを作成しました。「去年の女子会の時より 肌がキレイになってない?って友だちに言われたの♥肌本来の力を取り戻す お顔そり美容法」このブログ記事を書き始める時に女性お顔そりの魅力を伝えるリード文を300文字でお願いします。
【ChatGPT】「去年の女子会より肌がキレイ!」と言われたら、どんなに嬉しいでしょうか?それを叶える秘密が、今話題のお顔そり美容法。実は、お顔そりは産毛を剃るだけでなく、古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを整える効果が期待できる美容ケア。施術後は化粧ノリが驚くほど良くなり、透明感のある肌が手に入ります。さらに、肌本来の力を引き出すことで、シミやくすみの予防にもつながると言われています。特別なケアを取り入れたいけれどエステはちょっとハードルが高い…そんなあなたにこそ、この美容法を試してほしい!次の女子会では、自信に満ちた肌で友だちを驚かせてみませんか?
いかがですか?とっても自然な文章だし、お顔そりの魅力をしっかり調べて書き出してくれています。この文章を少しだけ修正してブログ本文の前に差し込めばリード文が出来上がりそうですよね?!このように、使い方次第ではとっても便利な「生成AI」。理美容サロンやリラクゼーションサロンでは、メニューや店販品に沿えるPOPやプライスカードのキャッチコピーを考えてもらうなど、活用法もいっぱいありそうです。スマホで「ChatGPT」と検索すればアプリが見つかるので、年末年始のお休みなど利用してぜひお試しください。
それではまた、よろしくお願いします。